Z会小学生向けコースのレベルって実際どうだっけ?
どんなレベル分けがされてる?
ダイレクトメールが届くたびに熟読、相変わらず気になって仕方がないZ会の存在。
今回届いたダイレクトメールでは『他教材と比べてZ会がいかに良問であるか』について紹介されていました。
確かにサンプル問題を比べてみると明らかに違う、そして…難しそう💧
そう、Z会の小学生教材はレベルが高そうなのです!
明らかに難易度が高そうなのです!
そこで今回はダイレクトメールに記載の『受講相談フリーダイヤル』に電話してみることに。
サンプルを見ると、うちの子にはやっぱり難しそうなんです。
こんな調子では中学受験に全く太刀打ちできないのでしょうか。
相談の結果、電話口で丁寧に色々と教えて頂くことができました。
同じように感じている方のために、今回はその内容をシェアさせて頂きます。
―この記事で分かることー
・Z会の教材を難しく感じるようでは、中学受験はムリ?
・Z会の小学生教材、全体としてのレベル
・Z会の小学生教材、3つのレベル分けについて
・それぞれのレベル選びのヒント
最後のまとめでは、Z会の小学生向けコースに取り組む上で最重要となる考え方についても触れています。
気になるところへスキップしながら是非最後までお目通ししてみて下さいね!
Z会のレベルについて相談した理由
今回なぜZ会のレベルについて電話相談することにしたのか。
その理由は次のとおりです。
お試し教材やサンプルが難しかった
Z会は一度資料請求すると、定期的に色々な情報を送ってくれます。
その中には長期休みにもぴったりなお試し教材が入っていることも。
お試し教材はこれまでに何回か届き、そのたび実際に子供と試してきました。
試した感想ですが・・・正直、難しめです。
そのほかZ会のDMでは「教材の特色」や「実際の問題のサンプル」などが書かれているのですが、たいてい問題に一ひねりあるんですよね。
本当はこのレベルをやっておいた方が良いのか?
我が家の家庭学習、現状維持で良いものか、心配になった一因です。
将来、中学受験を視野に入れたい
今のところ息子は学校の進み具合に対しては大きな問題は無いようです。
ですが親としては将来、中学受験を視野に入れたい、という気持ちがあります。
我が家は一人っ子なのでお財布的にもそのあたりは動きやすいんです。
今のところ学校的には大丈夫そう。
でも中学受験組として考えたら、このままじゃヤバイのか…?
まだ小2だから早いとはいえ小3からの学習環境も含めて相談しておこう、と考え電話してみることにしました。
Z会からは意外な回答が!
さて実際にフリーダイヤルに電話。
今までZ会の教材に触れてきて難しいと感じるのですが、この調子だと中学受験なんて無理なんでしょうか?
我ながらアホな質問だな、と思いつつ💦
そうはいってもこちらは大まじめです。
「そうですね、やはりこの位の問題には対応できないとまずいですよ。
今すぐZ会を始めましょう!」
こんな風に言われるのではと思いきや、、
Z会からの回答は意外なものでした。
「それは全く想定内。よくあることです。
それほど悲観的になる必要はありませんよ。」
各社の教材にはそれぞれ特色があり、出題スタイルにも傾向があります。
何回か繰り返していくうちに、その教材に対する「慣れ」が出てきてある程度抵抗なく解けたりするものなんだとか。
Z会の教材は思考力アップを重視しているので、丸で囲ったり穴埋めしたりだけで終わりではありません。
最初は難しく感じても想定内、というわけです。
とりあえず中学受験への門前払いは免れたということで、ホッとしました。
その後も結局電話口でここぞとばかりに根掘り葉掘り質問攻め。
今回教えてもらった内容を中心に、もう少し詳しく解説していきますね。
Z会小学生 受講相談フリーダイヤル
TEL 0120-79-8739
月曜日〜土曜日 10:00〜20:00
(年末年始を除く、祝日もOK!)
以前にも当サイト内で記載しましたが、Z会の相談窓口はとても応対力が高いです。
親身になって回答してもらえますし、感じも良いのでおすすめですよ。
Z会は全体的にレベルが高い→これは事実です。
今回の電話相談の内容と少し離れますが、ここでZ会小学生向けコースの『全体としてのレベル』について、お伝えしておきます。
色々な考え方があるでしょう。
他の人気ブログでも色々な見方があります。
「Z会ハイレベルではまだ物足りない」といった意見も見られます。
しかし筆者の勝手な見方をお伝えしますと、
Z会は全体的にレベル高いです。
これは後述のスタンダード・ハイレベルなどを問わず、です。
その根拠はずばり『他教材との比較』です。
圧倒的会員数を誇るあの大手通信教育、ありますよね。
実は我が家では息子が3歳の頃から継続してお世話になっています。
幅広い層から支持されているということで、仮にその教材レベルを「平均」とするならば、Z会の教材レベルは明らかに平均より上、です。
まずはそこの部分を押さえて頂いた上で、次のレベル分けについて読み進めて頂ければと思います。
Z会小学生は大まかに分けて3つのレベルがある
Z会の教材は様々な選択肢があります。
みらい思考力ワークを取る取らない、科目選択制、英語の追加etc.
細かな点は置いておいて、ここでは分かりやすくZ会を大まかに3つのレベルに分けてご紹介します。
スタンダード
教科書の基本を踏まえた上で、その基本を元にひねりを加えた教科書プラスαの応用問題を扱います。
名前はスタンダードですが、しっかり応用問題が含まれているのがポイントですよ!
ハイレベル
上記スタンダードにプラスする形で、さらに難易度の高い発展問題までを扱います。
例えば国語でいうと、より長文の読解問題などですね。
スタンダードとハイレベルは難易度が異なるものの、学ぶ単元は一緒。
そのためいつでもスタンダード⇔ハイレベルの切り替えが可能です。
ハイレベルは年次によって2科目〜4科目で個別に申し込むことができますよ。
中学受験コース
中学受験コースは上記スタンダード・ハイレベルとは別の独立したカリキュラム。
難関国私立中学受験に絞りこんだコースです。
教科書の範囲を超えて、難関校の試験問題に出てくる内容までを扱うのが大きな特徴。
難関校対策ということですから難易度が高くなるのは言うまでもありません。
中学受験を考えるなら中学受験コース一択?
引き続き、電話口での質問その2です。
中学受験を考えている場合は、中学受験コースにしないといけないんでしょうか。
いえいえ、しなきゃいけないなんて事はそもそもありませんけどね😄
これに関しては結論から言うと、
「中学受験を考えるからといって、中学受験コース一択ではありません。」
電話で頂いた回答について、詳しく解説しますね。
中学受験といっても中身は色々
まず中学受験といってもその中身は色々ですよね。
Z会の中学受験コースで想定しているのは難関国私立中学です。
もちろん誰だって難関校に入れれば嬉しいですが。
あまりに目標が実力とかけ離れていると、、、ちょっと💦
また公立の中高一貫校も人気ですよね。
この中高一貫校、公立なので学校で習っていない単元は受験で出題されません。
あくまでも学校で習う単元を組み合わせ、応用化した形で出題されます。
一方、Z会の中学受験コースは教科書の範囲をガンガンに超えてきます。
つまり公立中高一貫校の対策としては、Z会の中学受験コースでは不向き、ということになるのです。
Z会中学受験コースには対象校が指定されている
Z会中学受験コースには「対象校」というものが指定されています。
「この中学を受験する場合、Z会中学受験コースを推奨しますよ」といったものです。
公式ホームページの方にもしっかり掲載されていますので、まずはそちらをご覧になるのが手っ取り早いです。
https://www.zkai.co.jp/el/a/
「うちもこの一覧に載ってる中学を受験したい!」
そんなご家庭は中学受験コースも是非選択肢の1つに入れてみて下さい。
タブレット学習に抵抗があって見送るケースも
これも電話で伺った話なのですが、中学受験コースはiPadでのタブレット学習が必須です。
中学受験コース自体は小3からスタートするのですが、
「3年生でタブレットを持たせるのはちょっと抵抗がある。。」
ということで、中学受験コースを見送るケースが案外多いとのことです。
タブレット学習については他のブログを拝見しても、まだまだ賛否両論のようです。
できれば小4には始めないと取りこぼしが多くなる
タブレットへの抵抗感など色々な意見があるものの、中学受験コースをやるなら小4には始めるのがおすすめなのだとか。
なぜなら中学受験コースは独特のカリキュラムで進むためです。
- 学校の内容は先取りして進む(特に算数)
- 学校で習わない、中学受験ならではの単元が含まれている
そのため小5、小6とスタートが後になればなるほど、本来履修したかった内容の取りこぼしが多くなってしまいます。
小4のうちならまだそういった影響は少ないのだそうです。
スタンダードとハイレベルはどっちにすべき?
中学受験コースについては大体分かりました!
スタンダードとハイレベルどちらにするかは、やっぱり基本はハイレベルなんですよね?
実は今回の電話以前にも、同じく電話で根掘り葉掘り相談したことがあります。
(すみません、しつこくて)
その時は、実はハイレベルをすすめられました。
しかしながら今回の電話相談では、「こういう考え方もありますよ」といった意味合いでスタンダードも良いですよと言われたのです。
ということで多くの方も迷うであろう、「スタンダードか?ハイレベルか?」問題についてまとめてみます。
せっかくならハイレベル説
そもそもZ会に入ろうというご家庭は学習熱高めのご家庭が多いです。(個人的調べ)
高学歴の親に意欲のあるお子さん、となれば当然ハイレベルです(笑)。
いやいや、うちはいたって普通なんですよ。。。
しかしZ会の方はこのようにおっしゃっていました。
「お子さんは大いなる可能性を秘めているんですよ。
最初から伸びしろを狭めてしまう必要はありません。」
なるほど、そういう考え方もありましたか。。
前述でもご紹介しましたが、ハイレベルの教材というのは「スタンダードの教材プラス発展問題」という構成になっています。
つまりハイレベルにしておけばスタンダードの内容は網羅できるわけです。
せっかく良問に定評あるZ会ですから、いつでも発展問題にチャレンジできる状況にしておいた方が良い、という考え方ですね。
キャパオーバーを防ぐためスタンダードから説
スタンダードおすすめ説は2パターンあります。
1つ目は、時間的キャパの問題。
習い事、スポーツ、色々なことが好きで意欲的に取り組んでいる。
正直言って時間的、絶対的キャパが限られている。
通信教育を始めたとしてもあまり時間が取れそうにない。
このような心配のある方はスタンダードも良いでしょう。
繰り返しになりますが、ハイレベルは「スタンダードの教材プラス発展問題」という構成ですので、必然的に量が多くなります。
どっちみちそこまでは無理だから、わざわざお金をドブに捨てるよりもスタンダードで、という考え方ですね。
やる気ダウンを防ぐためスタンダードから説
スタンダードおすすめ説の2つ目は、やる気ダウンの問題。
これは今回の電話相談で伺った内容です。
ハイレベルの教材は後半に発展問題がくっついています。
「発展問題は保護者と一緒に」あるいは
「発展問題は必ずしもできなくても良い」
といったスタンスでも本来は全然OK。
ですが最後までやり切った!という達成感を得たいお子さんは、その感覚が得られなくて不満に感じてしまうかもしれません。
そのせいでモチベーションが下がってしまう位なら、無理にハイレベルにせずスタンダードもおすすめですよ、とのことでした。
Z会の通信教育 資料請求はこちらいっそのことタブレットコース説
Z会にもタブレット学習の波が押し寄せています。
2021年度からは全学年でタブレット学習が出揃うのではないでしょうか。
タブレットコースにすれば出題はタブレット側が自動で選び出してくれます。
ですからこちらで「ハイレベル」「スタンダード」と選ぶ必要がありません。
これこそタブレット学習のなせる技ですよね!
ちなみにタブレットコースは教科選択制ではなくなり、全教科セット受講になりますのでそこはご注意下さい。
それで結局どっちがおすすめ?
じゃあ結局どっちがおすすめか、ということですが、色々な意見がある中で個人的な意見を申しますと、
どうせやるならハイレベル、です。
前述でもお伝えしましたが、ハイレベルにしておけばスタンダードの内容は網羅できます。
子供には「ここから先は挑戦問題だからね、一緒にやってみようか」と伝えておけば一気にモチベーションが下がることも無いのかなと考えます。
費用面では確かに若干コストアップしますが、月あたり約400円をどう考えるか。
これはもちろんそれぞれのご家庭での判断にはなります。
まとめ、そして最重要ポイント
今回はZ会小学生向けコースのレベルについて、電話相談で伺った内容を中心にお伝えしてきました。
改めて今回の内容をまとめておきます。
- 最初にZ会を難しく感じるのは想定内
- Z会が全体的にレベルが高いのは事実
- スタンダード、ハイレベル、中学受験コースがある
- 中学受験コースには対象校が指定されている
- スタンダードとハイレベルで迷ったら、どうせならハイレベル
- タブレットコースならスタンダード・ハイレベルと選ぶ必要なし
最後に、電話でも言われたことのあるZ会最重要ポイントについてお伝えします。
『Z会の小学生向けコースは、保護者の関わりを重要視しています。』
これは特に低学年になればなるほど言えるようです。
Z会の教材は、他教材と比べると驚くほどシンプルにできています。
それはなぜか…?
シンプルな教材の余白に、それぞれの親子でリアルな学びを加えていけるように。
敢えて『出来上がった教材』にしていない。
Z会のお試し教材を何回かこなしてきましたが、このように思えてなりません。
また電話での相談の時にも「できるだけお家の方が関わってあげて欲しい」と言われたことがあります。
高学年になってくればある程度学習の土台が出来てきますので、そこまでの関与は必要なくなってくるかもしれませんが。。
いずれにしてもZ会のレベルに関わらず、教材を与えてそのまんま、というのはちょっと危険性が高いように感じます。
(特にハイレベル?)
口コミでもZ会が学習面でのコミュニケーションにつながった、という意見が多く挙がっているようです。
ここは是非、時間をやりくりして親子で力を合わせて取り組んでいきましょう!
まとめが長くなってしまいすみませんでした。。では!
Z会の通信教育 小学生コース