中学受験のこと、私の周りでもついにぼちぼちと話が出るようになってきました。
こんにちは、管理人のきりんです。
我が家の息子くんは現在小学3年生。
塾でいう「新4年生」の時期が近づいてきたこともあって、周りのママさんからも「中学受験、どうする?」なんて話が出ています。
Check!
そう、やはりこの「新4年生」から準備を始めるのが主流なのでしょうか。
中学受験はいつから本気で取り組むべきなのでしょうか。
今回は、中学受験イロハのイ、「中学受験の全体スケジュール」について解説します。
全体スケジュールは、中学受験にあたって最初の最初に押さえておきたい事項です。
今どきの塾ではどんな風に受験に向かって進んでいくのか、是非ご覧になってみて下さい。
※参考資料:日本経済新聞(2021/11/5付)「中学受験特集」
中学受験はいつから本気モード?全体スケジュール表
中学受験の全体スケジュールを小学低学年からの一覧表にまとめました。
結論からいうと、4年生から塾通いスタート、5年生位から本気モードといったところでしょうか。
正確には「2月」が進学塾の新年度。
そのため小学3年生の2月を「新4年生」と呼び、入塾のベストタイミングとなります。
1,2年 | ・学ぶことの楽しさに触れる ・親子体験を通して学ぶ ・探究心を育む ・学校での内容を通して基礎的学力を身につける |
3年生 | ・塾選びスタート ・志望校の情報収集 ・2月〜入塾 |
4年生 | ・週2〜3日の通塾が一般的 ・学校に加えて塾での内容も身につけるよう家庭学習 ・中学校説明会への参加 ・オープンスクールへ参加 ・3学期〜本格的な受験勉強へ移行 |
5年生 | ・週3日程度の通塾が一般的 ・自分なりの学習スタイルを整える ・習い事との両立を考える ・塾の面談・保護者会へ参加 ・中学校説明会への積極的な参加 ・オープンスクールへ積極的に参加 ・3学期〜志望校を絞り始める |
6年生 | ・週4〜5日の通塾が一般的 ・基礎力、思考力の総まとめ ・志望校別の対策授業スタート ・志望校判定テストを受ける ・夏期講習で実力を伸ばす ・8月:志望校決定 ・9月〜過去問演習、合格判定テスト ・10月〜併願校決定 ・冬期講習で志望校対策 ・12月〜願書の提出 |
入試期間 | ・合格!入学手続きへ (入学金の払い込み期限に注意) |
中学受験の学年ごとスケジュールと学習内容
中学受験の学年ごとのスケジュールと学習内容について、もう少し補足しながら解説していきます。
小学低学年は学びの楽しさに触れる
低学年では当然のようですが中学受験などまだまだ先の話ですよね。
この時期では「学ぶことって楽しい、面白い」と思えるような体験を沢山させてあげましょう。
興味を持って色々なことを知っていく。
自分で考えて、持てる知識を使って解決していく。
こうした体験を繰り返すことで、学びの楽しさに触れることができます。
一方的に知識を押し付けられるよりも、自分で考えるプロセスを大切にしたいですね!
また沢山遊ぶことも、実は多くの学びにつながっています。
自分の好きなことにとことんのめり込んだり。
友達と触れ合ったり、時にはぶつかったり。
遊ぶということは、世の中を知ることそのものと言ってもいいかもしれません。
言葉のやり取りも、動物も植物も、そして地域社会も、何もかも含まれていますからね。
余談ですがこの時期、親元を離れてお友達と外で遊び始めるお子さんは多いもの。
そんな時「やってはいけないこと」「危険なこと」は是非しっかり教えてあげましょう。
「自由に遊ばせる」のは一見聞こえはいいですが、外遊びは一歩間違えると大きな事故につながるリスクがあるためです。
実は息子が一緒に遊んでいたお友達も、事故で救急車で運ばれて大騒ぎでした💦
それから忘れてはならないのが、学校の授業で習う内容です。
今後の全ての科目の土台となる国語や算数を中心に、学校の内容は1つ1つしっかり押さえておくようにしましょう。
小学3年生は塾選びの時期
我が家は現在この小学3年生なのですが、周囲で中学受験どうする?といったママ同士の会話が確実に増えました。
中学受験について少しずつ考え始めるのがこの時期、と言って良さそうです。
具体的には、3年生は塾選びスタートの時期となります。
お住まいの周辺にどんな塾があるかリサーチし、複数あるようなら実績や特徴を参考に、それぞれのお子さんにピッタリの塾を選んでいきます。
特に「合格実績」は塾選びの重要なポイント。
我が家のように中学受験向けの塾が1つしかない場合、選ぶも何もそこで決まりですけどね。
入塾にあたっては、当然ですがお子さんとよく話し合うことも大切。
中学には「公立」と「私立」を選べること、中学と高校の受験の違いなどを折に触れて話してみるといいのかもしれません。
「こっちの中学にはこんな良い所があるんだよ」なんて話題も有効でしょう。
中学受験向けの本課程がスタートするのは3年生の2月からが一般的。
そこに向けて無料テストを受けるなどして、入塾の準備を進めていきましょう。
小学4年生ではいよいよ塾通いスタート!
小学4年生のうちは、まだ週2〜3日程度の通塾が一般的です。
とはいえそれだけ塾に通うのも大変ではありますよね。
通塾と合わせて、家庭学習の重要度も増してきます。
学校の勉強も難しくなってくる時期ですし、そこに塾で習った内容も加わるため、コツコツと家庭学習でフォローアップしていくことが大切です。
- その日のうちに復習する?
- 塾のない日にやる?
⇒親がサポートしながら、お子さんに合った家庭学習スタイルを見つけよう!
中学校の説明会やオープンスクールなどは積極的に参加して、情報収集を続けます。
中学にアプローチして実際に見たり聞いたりすることは、お子さんのモチベーションUPにもつながるでしょう。
小学5年生は学習と並行して志望校選びも
5年生になると学習も本気モード。
習い事との両立をどうするか考えなければなりませんし、学習スタイルも確立されてくる頃でしょう。
塾の面談や保護者会、何だかドキドキですね。。
塾の面談や保護者会では、日頃の勉強の進め方や学校選びのポイントなどの話があります。
そう、5年生は志望校選びの時期なのです。
- 付属校は?
大学まで有利に進学できるため、クラブ活動や課外活動に打ち込める! - 進学校は?
大学を自由に選択できる!進路は中高6年間でのがんばり次第で無限大。 - 男子校・女子校は?
歴史のある学校が多く、伝統に基づく教育が行われる。 - 共学校は?
比較的新しい学校が多く、男女の相互理解を重視。 - 宗教は?
仏教・キリスト教など宗教の教えを教育に色濃く反映させている学校も。 - 自由度は?
自由な校風をモットーとする学校もある。校則の厳しさはさまざま。
具体的な学校の選び方としては、やはり実際に見てみるのが一番分かりやすいです。
とはいえコロナ禍で実際に学校を訪問できる機会は減っているのが実情。
代わりにオンラインで説明会などを行っていることが多いです。
オンラインでもなるべく実際の様子が分かるように動画を流したり、生徒たちの様子を見せたりと趣向を凝らした内容となっているので、まずはそこから利用してみるといいです。
もちろん、リアルに学校訪問できる機会があれば、そちらも要チェック。
例えば何らかの体験や見学ができるオープンスクール、そして体育祭や文化祭なども行けたら楽しそう。
志望校は親の方にもあれこれ想いがあると思いますが、やはりお子さんが「自分で決めた」という気持ちを持つことが何よりも大切。
その気持ちが、今後ツラいことがあっても乗り越えていく原動力になるはずです。
いよいよ6年生!志望校対策〜入試本番へ
いやはや、さすがに6年生は忙しそうですね!
6年生の前半では「基礎力、思考力の総まとめ」を行い、夏休み位からは「志望校の決定と対策」に入っていくイメージです。
地域や塾によって多少進み方は異なりますが、判定テストを基におおむね10月頃までには併願校まで固め、12月からは願書を提出していく流れとなります。
いよいよ本番!ドキドキですね。
ちょっとここまで書いてきて、私が親として耐えられるか心配になってきました(笑)
まとめ
ということで、今回は中学受験のスケジュール全容について解説してきました。
改めて内容をまとめておきます。
- 小学低学年は、学びの楽しさに触れ土台作り
- 3年生の2月から入塾
- 4年生の3学期から本格的な受験勉強へ
- 5年生は志望校選び
- 6年生は志望校別の対策
つまり、中学受験向けの勉強を始めるのが3年生の2月。
お子さんが無理なくカリキュラムをこなしていくためにもベストな時期と言えます。
ただし少しずつ導入時期を経て、ということもありますから、本気モードになるのは4年生の3学期位からということになります。
その頃までにはお子さんと話し合って中学受験をいかにするか、方向性がまとめるといいですね!
また、一口に中学受験と言っても最難関校から中堅校、付属校などさまざま。
中には基礎力重視の選抜試験を行う学校も。
お子さんの学力レベルによっては5年生から勉強を始めて合格したという話も聞かれます。
合格までのストーリーは十人十色。
今回の内容はあくまで一般的な流れとして押さえておき、後は塾の無料テストに参加しつつ個別に相談しながら進めてみてはいかがでしょうか。