中学受験に合格させる親とは?アンケートに見るサポートと心構え

中学受験に合格させる親 中学受験

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中学受験では、親のサポートも成果に大きく影響すると言われています。

管理人
管理人

親として何とか応援してあげたい、でもどんな風にサポートすべき?心配事は多いですよね。

Check!
そこで今回は、中学受験での「親のあり方」にスポットを当てていきます。

この記事で分かること
  • 中学受験に合格させる親の共通点
  • 反対に失敗する親の特徴とは?
  • 【アンケート】伸びる生徒の保護者の共通点

上記アンケートでは、塾講師に調査した「保護者の特徴」をまとめています。
どんな親なら子どもが伸びるのか、第三者の視点から興味深い結果が出ていますので、是非参考にしてみて下さい。

なお、本記事は日本経済新聞2021年11月5日付「中学受験特集」を参考に、まとめさせていただきました。

中学受験に合格させる親の共通点

中学受験に合格させる親の共通点

中学受験に挑む小学生たち、だいぶ大きくなったように見えてもまだまだ心身ともに未熟な状態。
そんな子どもたちが中学受験を突破するには、親のサポートが大きなカギを握っています。

では具体的にどんなサポートをしたらいいのでしょう。

実は中学受験を成功に導いた親には、共通点があります。

中学受験に合格させる親の共通点
  • 父母で役割分担をする
  • 点数に一喜一憂しない
  • 新聞や本を読む習慣づけをしている
  • やる気UPのサポートをする
  • 規則正しい生活をする

これらを順番に詳しく解説します。

父母で役割分担をする

まず1つ目は「父母で役割分担をする」です。

最初にお伝えしておきたいのは、「父親がどうあるべき」「母親はこうあるべき」ということではありません。

結論を言うと「アメ役」と「ムチ役」を役割分担している、ということです。

小学生の子どもはまだまだ心が未熟。
鋼のような強い心なんて、持っていなくて当たり前です。

ですから、両親が2人とも厳しいと子どもが逃げ場を失ってしまいます。

どちらかが厳しく接したら、もう一方はフォローに回るといった具合に、バランスよくバックアップしていくことが大切です。

それから中学受験のサポートには、他にも実務的なものもありますよね。

  • 塾の送迎
  • お弁当作り(これが大変!)
  • 説明会への参加
  • 情報収集
  • 勉強で分からない所の対応 etc.

相対的には父親よりも母親の方がこうした対応に時間を割いているケースが多いようです。
ですが、片方ばかりに負担が集中していると精神的なプレッシャーになりますし、もう片方があさってになってしまうのも問題。

そこで、実務面もできるだけ分担するようにして、家族参加型で取り組んでいくのがコツです。

点数に一喜一憂しない

共通点の2つ目「点数に一喜一憂しない」です。

塾に通っているとテストはしょっ中ですよね。

そこで感情的に一喜一憂していると疲れてしまいますし、ましてや子どもは尚更でしょう。

合格を勝ち取る親は、もっと長期的な視点で学力を見つめています。
点数・偏差値・合格可能性などを「点」ではなく「線」として捉え、どのように推移しているかに着目すると、問題点が見えてきます

子どもの成績を「長期的」かつ「客観的」に捉えることで、テコ入れすべき単元を明確にして冷静な対策を打てるようになるでしょう。

その中では、時に勉強方法を見直す、塾を変えるといった判断も必要になるかもしれません。

新聞や本を読む習慣づけをしている

共通点の3つ目は「新聞や本を読む習慣づけをしている」です。

全ての教科のベースとなるのは、ずばり国語力。
文章を読み解く力がなければ、そもそも問題の意味さえ理解できませんからね。

合格を勝ち取る親は、このベースとなる力を育むために新聞や本と常に触れ合える環境を整えています。

でもYouTubeばっかり好きで…全然活字に近づこうとしないんだけど

確かにYouTube、好きですよね。
我が家でももはやテレビもそこそこに、家でのくつろぎタイムに何をするかといえばYouTube。

本に勝ち目は無いかもしれませんが、だからこそ自由時間の一部でもいいから活字に触れる機会を作れるよう、親が促していくことが大切です。

東洋経済ONLINEで野口孝行氏が書かれた「YouTube時代に『子どもを読書好き』にする技術」によれば、小学3・4年生というのは読書好きになるための重要な時期なのだとか。

このころになると読書をする能力が上がり、本のジャンルを広げていく時期に達します。これ以降は、幅広く、そして深く読書する時期に移行するのです。

主人公が冒険をしたり、不思議な世界に迷い込んだりする物語に興味を示す子どもが増えていくのもこの時期の特徴と言っていいでしょう。

(引用:東洋経済ONLINE)

さらに小学5・6年生になると、本によって実際に視野が広がっていく時期だといいます。

高学年(5、6年生)になったら、子どもが自分で考え、自分の興味に従って選んだ本を読ませるようにしましょう。

読書を通じ、多様な視点から物事を考えられるようになる時期であり、子ども自身も自分のその成長に徐々に気づいていくはずです。

(引用:東洋経済ONLINE)

ある程度の長い文章を読む力がついて、好みの幅を広げていく3・4年生。
そして本を通して広い視野から物事を考えられるようになる5・6年生。

中学受験の時期というのは、まさに将来にわたり「本とつき合っていけるかどうか」の重要な時期と重なっていることが分かります。

本に慣れ親しんでいれば、当然ながら「こども新聞」などもスラスラ読めるようになるでしょう。

新聞は見出しを読むだけでも世の中の動きが分かりますし、中学受験との関連でいえば、時事問題の対策にぴったり。

新聞にはニュースだけでなく、役立つ情報や一般の方による投稿なども載っていますよね。
年配の読者からの投書欄では、昔ながらの日本語が使われていたりするので「語彙を増やす」のにもぴったりなのです。

読売KODOMO新聞は、読売新聞が毎週木曜日に発行する小学生向けの新聞です。
サイズは、小学生が手に取りやすいタブロイド判。
20ページある紙面は、オールカラーです。

小学生新聞全国発行部数No.1【読売KODOMO新聞】

やる気UPのサポートをする

中学受験に合格させる親の共通点4つ目は「やる気UPのサポートをする」です。

中学受験を成功に導くには、本人のやる気をいかに引き出せるかがポイント。
合格までは険しい道のりかもしれませんが、その中でもモチベーションを維持できるよう上手にサポートしていきましょう。

具体的には、

  • なるべく叱らない
    ⇒上から「〜しなさい!」ばかり言わない
  • 良い点を褒める
    ⇒「ここが出来てすごいね」

このように良い点を見つけてほめ、明るく大らかに構えていることが大切です。

規則正しい生活をする

そして最後となる5つ目の共通点は「規則正しい生活をする」です。

規則正しい生活は、子どもの健やかな成長のための基本ですよね。
具体的には、

  • 起床と就寝
  • 食事
  • お風呂

これらの時間を一定に保つことで、生活リズムは整ってきます。
お休みの日はお出かけすることも多く、ついついリズムが乱れがちですが、なるべく早寝早起きを心がけたいですね。

あわせて、家庭学習の時間も決めるようにするのがポイント
「いつもの勉強タイム」といった習慣がつけば、子どもにとっても無理なく、スムーズに取り組めるようになるでしょう。

中学受験に失敗する親にも特徴がある?

中学受験に失敗する親の特徴

ここまで、中学受験に合格させる親の共通点について見てきました。

そうなると、逆に「中学受験に失敗する親」にも共通点があるのでしょうか…💧

気になったので調べてみました。

SAPIX講師としての経験をお持ちの岸智志さんのブログによれば、中学受験に失敗するご両親の特徴として次の4点が挙げられていました。

成績に一喜一憂してしまう

先ほど成功する親の共通点に「点数に一喜一憂しない」とありましたが、これはまさに逆ではありませんか(苦笑)。

模擬テストでは点数のほか偏差値・合格可能性などがひと目で分かってしまいます。
そこで注意したいのが、あまり結果が思わしくなかった時。

「この成績じゃ、さすがにダメかもね…。」

なんて、親が落胆していると、子どもは自信を無くしてしまいます。
相手はまだまだ小さい小学生ですから、いつでも応援している姿勢を見せてあげたいものです。

テストの結果はできるだけ客観的に捉え、具体的な対策を打っていけるといいですね。

本人のやる気がパッとあがる【家庭教師の銀河】

プライドが高すぎる

「偏差値60以下の学校は意味ない」
「親の私はいつも出来ていたのに、どうして子どもは出来ないのか理解できない」

などなど。
親のプライドを押し付けてしまうと、子どもは追い詰められてしまいます。

上のような言葉、子どもは意外と敏感に感じ取っているのかもしれません。
自分の中での常識にとらわれず、子どものありのままを見つめる姿勢が問われそうです。

勉強ができないと叱りつける

「この問題、なんでできないの?」

とやや感情的に叱りつけてしまうパターンです。
しかし、言われた方としては

「なんでと言われても、そうしたくてなったわけじゃないし…」

となってしまいますよね。子どもだって分からないから困っているわけです。
叱りつけるよりも、前向きな解決に向けてサポートしていくことこそが大切です。

「塾に行っていれば大丈夫」と考えている

「勉強は塾で指導してもらっているから、お任せしてます!」

これもあるあるですよね…(自省を込めて)。
もちろん、あまりこと細かに口を出しすぎるのは考えもの。

ですが、全てを子ども任せにしてしまうのは問題なのだとか。
もちろん塾でも指導はするはずですが、ちゃんとできるかどうかはまた別の話。

例えば宿題をサボってしまったり。
好きな科目ばかり勉強してしまったり。

親の方でも「やるべき宿題などをちゃんとやっているか」「困っている所はないか」などしっかり目配りしておくことが大切です。

【アンケートより】親ができるサポートと心構え

親ができるサポートと心構え

ここで、日経新聞掲載の「2021年 塾講師アンケート」をご紹介します。
塾講師に聞いたアンケートの質問は、

「伸びる生徒の保護者の共通点はどこか?」

つまり、塾講師からみた「成功する親の共通点」ということですね。

このアンケート結果から、親としてのより良いサポートや心構えについて探っていきましょう。

2021年塾講師アンケート集計

成功する親の共通点グラフ
(出典:日本経済新聞2021年11月5日付「中学受験特集」)

ここではデータをTOP10までピックアップしてグラフ化しました。

伸びる生徒の保護者の共通点はどこか?
  • 第1位
    「子どもとのコミュニケーションがよくとれている」
  • 第2位
    「子どものことをよく見て、適性や能力を把握している」
  • 第3位
    「塾(教師)を信頼し、聞く耳を持っている」

上記TOP3がわずかの差で並ぶという結果となっています。

親としてのより良いサポートと心構え

上記の結果から、親のスタンスとして大切なことを私なりにまとめました。

親としての大切なポイント

コミュニケーション
⇒共働き時代で忙しいながらも、自然に会話できる時間を確保する!
⇒「勉強は塾におまかせ」にしない
⇒塾とも対話する姿勢を持つ

子どもを客観的に見る
⇒「できるはず」と過大評価しない
⇒どこか冷静な目で見られるように

一言でまとめると、

「子どものことをよく見守る」

ということに尽きるのかもしれません。
どれも言われてみれば当たり前のようですが、実際のところは意外に難しかったりするもの。

まずは「こうあるべき」という考えを一度もみほぐすことが大切。
「コミュニケーション」「冷静な目」でサポートしていくと、子どもは本来持っている資質を最大限に発揮してくれるのかもしれませんね。

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まとめ

今回は「中学受験に合格させる親とは?」をテーマに、合格させる親・失敗する親それぞれの特徴を解説しました。

改めて今回の内容を総括しておきます。

✏️中学受験に合格させる親の共通点

  • 父母で役割分担をする
  • 点数に一喜一憂しない
  • 新聞や本を読む習慣づけをしている
  • やる気UPのサポートをする
  • 規則正しい生活をする

✏️中学受験に失敗する親の共通点

  • 成績に一喜一憂してしまう
  • プライドが高すぎる
  • 勉強ができないと叱りつける
  • 「塾に行っていれば大丈夫」と考えている

✏️塾講師アンケートから分かる
親としての大切なポイント

  • コミュニケーション
    (子どもとも塾とも)
  • 子どもを客観的に見る

いきなり沢山の項目をあげられても…頭がこんがらがってしまいそう💦
宜しければ何かの折にでも思い出していただき、1つずつでも心がけてみてはいかがでしょうか。

規則正しい生活も大切なのですね。

我が家はちょっと夜型なので💦少しずつでも改善しなければと思いました。

当サイトでは、今後も小学生のお子さんをお持ちの方に役立つ情報を発信していけたらと考えています。
またどこかでお会いできたら嬉しいです。では!


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